接待の限度

「饗応夫人」を読んで

    人に親切といってもほどがある。親切にされた方も、された方で付け上がる。この作品は人の醜さに泣いてしまった。人の親切には限度があり、行き過ぎるとそれは、主人と召使いの関係になってしまうのではないか。読んでいくに連れ、どんどん胸がムカムカする
話だった。

*女生徒 太宰治 角川文庫*

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