色々な会社と宇宙人
「盗賊会社」を読んで
36編のショートショートが収録されている「盗賊会社」。変な会社、宇宙人などが登場してくるSF要素の強いショートショートだった。題名にもなっている「盗賊会社」の物語はその名の通り、盗賊をする会社員が働く会社の話だった。100人程度の会社員、全員が盗賊で、計画を立て捕まらないように小さなスリなどを繰り返す会社の話。なんともシュールだが、そんな会社があったら現実的で理にかなっているとも言える。
そんな、ありえそうでありえ無さそうな話だからこそ、面白いと思うのかも知れない。
また、昔話をインスパイアした作品もあった。現代ならではの浦島太郎や、お金不足のサンタクロースなど現実的な話だった。
人の苦労、未来、宇宙人など色々なものが交じり合い、小さく簡潔に簡単に読める本だった。
*盗賊会社 ・ 星新一 ・ 新潮文庫*
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