こんなにも内容が違ったの?

「遊戯王1」を読んで

あらすじ

今世紀初頭の発見以来、誰も完成させる事ができなかった「千年パズル」。いじめられっ子の遊戯がそれを解いた時、もう一つの人格が現れ、少年はゲームの達人となった。世にはびこる悪を裁く「闇のゲーム」が今、始まる! 



 この本は、あの大人気カードゲーム遊戯王のマンガである。しかし、驚いたことに初期のマンガ遊戯王の内容はカードゲームではなかった。もう一人の「僕」が出てきて 、悪と戦うのだがゲームの内容は物騒なことばかりだった。手の甲に置いた札束にナイフを刺し、刺した分だけお金がもらえるゲーム、サソリとコインの入った靴からコインを取って争うゲームなど、カードとはかけ離れていた。では、何故遊戯王がカードゲームの代名詞となったのかというと、1巻の「牙を持つカード」という話の中でマジック&ウィザーズというカードゲームが面白いと読者から反響があり、それがブームになったと解説されていた。この事実には驚きだが、マンガの内容にも驚きだった。

*遊戯王 高橋和希 集英社文庫*

コメント